3世代目の APIC M3/L3 では、In-Bnad 側のインターフェイスとして4ポート 10GE の VIC1455 が搭載される様になりました。

また、4世代目の APIC M4/L4 からは、PCIe Riser 01 に搭載する In-Bnad 用のインターフェイスカードを複数の中から選べるようになりましたが、オプションの 1 つとして VIC1455 は引き続き利用可能です。
Cisco APIC M4/L4 Server Installation and Service Guide
この VIC1455 を使用する場合、接続時に注意が必要です。
本ドキュメントでは APIC M3/L3 を例に、その注意点について説明します。
VIC1455 の 4ポートは、2ポートずつポートチャネルが構成されており、P1とP2、P3とP4でペアが構成されています。

これらのポートをLeafに接続する際は、P1,P2のどちらか1ポート、P3,P4のどちらか1ポートをそれぞれ別のLeafに接続するようにします。
P1,P2両方を接続したり、P3,P4両方を接続する構成はサポートしていませんのでご注意ください。
参照 ドキュメント:
Cisco APIC M3/L3 Server Installation and Service Guide
Cisco APIC M3 and L3 Server Rear Panel Features
なおAPIC OS はP1,P2のペアをETH2-1、P3,P4のペアをETH2-2として認識しますが、現状APIC M3/L3筐体には以下の様に各ポートの下に
ETH2-1,ETH2-2,ETH2-3,ETH2-4のラベルが貼られております。
このラベルはAPIC OSが認識するinterface名と異なっておりますので合わせてご注意ください。

● VIC 1455 が搭載されている場合のポートアサイン

ETH2-1(Port-1), ETH2-3(Port-3) にto Fabricのケーブルを接続している場合、APIC GUI上では以下のように表示されます。

注意!:
VIC 1455 ではなく、Intel X710 Quad-port 10GBase-T というNICが搭載されている場合、ポート番号のアサインは逆になります(背面向かって右側が若番)
詳細は以下のコミュニティ記事をご参照ください。
APIC-SERVER-L3 with APIC-PCIE-1Q10GC (Intel X710 quad-port 10GBase-T)
● Intel X710 Quad-port 10GBase-T が搭載されている場合のポートアサイン

ETH2-1, ETH2-3 (背面向かって左端と左から3番目) に接続した場合、APIC GUI 上では eth 2-4, eth 2-2 が up になります。
尚、APIC M4/L4 に Intel X710 Quad-port 10GBase-T のオプションはありません。
どの拡張NICが搭載されているかは、CIMCの インベントリ > PCIアダプタ から確認できます。
