2015-04-23
02:34 PM
- 最終編集日:
2018-04-13
11:51 AM
、編集者:
JapanTAC_CSC
ACI に関しては、ACI How To というページがあり、設定やトラブルシューティング等、一般的な内容についてはそちらの方が充実しています。 設定やトラブルシューティングについては、今後 ACI How To を中心に更新していく予定のため、ACI に関する情報収集はまず、ACI How To を参考にしてください。
ここでは、wiACI とはあまり関係がなく、役に立つかどうかわからない (ACI How To に掲載するのがはばかられるような) コンテンツを掲載しようと思います。
今回は、APIC 上の、SYSTEM > CONTROLLERS > Interfaces で確認できる下記 interface が起動時にどのように作られているかについて紹介します。
起動時の大まかな流れは、dmesg コマンドで確認できます。 udev で interface の名前を変換し、eth2-1, eth2-2 を bond0 に、eth1-1, eth1-2 を bond1 に割り当てています。
admin@apic1:~> dmesg | grep eth |
ちなみに、APIC は下記図のような構成になっていて、NIC は、上段の VIC (leaf と接続) と、下段の右側 2 つのオンボード NIC (管理用) を使用します。
1 つ 1 つ順番に見ていくことにします。 まずは、lspci コマンドで各 PCI slot に接続されているデバイスが何かを確認します。 この結果、0000:01:00.0 と 0000:01:00.1 はオンボードの intel NIC、0000:08:00.0 と 0000:09:00.0 は cisco VIC ということがわかります。
admin@apic1:~> lspci -s 0000:01:00.0 -v admin@apic1:~> admin@apic1:~> admin@apic1:~> admin@apic1:~> |
udev で interface の名前を変換しているようなので、各デバイスがどのような名前に変換されているのか udev rule を確認します。 たくさん出力されますが、上記 4 つのデバイスはそれぞれ下記青字の箇所になります。 この情報から、オンボード NIC は eth1-1, eth1-2 という名前に、VIC カードは eth2-1, eth2-2 という名前になることがわかります。
admin@apic1:~> cat /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules #On board 1G broadcom #10G Intel NICs #1G Intel NICs for apcisim
#ESX vnic #VirtualBox
|
これで、最初の図の PHYSICAL INTERFACES に出力されている名前が、どの NIC を指しているのかの関連付けが確認できました。
次は、bond interface について確認します。
APIC は CentOS ベースのため、interface 設定は、/etc/sysconfig/network-scripts 配下
を確認します。 この出力から、eth1-1, eth1-2 は bond1 に、eth2-1, eth2-2 は bond0 に bonding されていることが確認できます。
admin@apic1:~> ls /etc/sysconfig/network-scripts/ |
ちなみに、下記 BONDING_OPTS で確認できる通り bond0, bond1 はどちらも、active-backup mode で動作するように設定されているため、最初の図の AGGREGATED INTERFACES 内の ACTIVE INTERFACE 欄に、片方の interface しか表示されていません。
また、APIC の初期設定を行う際に infra vlan と tep address pool を設定しますが、その vlan interface が bond0.[vlan id] となります。 ここでは、default 値を使用しているので、bond0.4094 になり、ip address 10.0.0.1 になっています。
bond1 側は、BRIDGE="oobmgmt" と設定されている通り、ip address 設定は oobmgmt で行われています。 初期設定時の out-of-band management 設定値がここに入ります。
admin@apic1:~> cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-bond0 |
ACI は今までにはなかった新しいものというように言われることがありますが、
内部動作については、今までの技術を流用している部分も多く、基本的な linux
や network に関する知識が必要になります。
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