概要
物理環境において、EPG との関連付けを行うためには以下の2つの設定が必要です。
- Domain の設定
- Static Binding の設定
このページは、Domain、AEP、テナント、アプリケーションネットワークプロファイル、EPG は設定済としています。
それらの設定は以下を参考にしてください
Domain の設定
EPG が関連付けられる Domain を指定します。
ここでは、物理環境について取扱いますので、PhysicalDomain を関連付けます。
VMM Domain については EPG の設定(VMware連携) を参照してください。
(1) TENANTS > テナントを選択 > Application Profiles > アプリケーションプロファイルを選択 > Application EPGs > EPG を選択
>Domains (VMs and Bare-Metals) を右クリックし、Add PhysicalDomain Association を選択

(2) プルダウンから、ドメインを選択し SUBMIT します。
まだドメインを作成していない場合は、ここから Create Physical Domain で作成できます。

Static Binding の設定
Static Bindings では、EPG に所属する条件を指定しています。設定方法に2種類あります。
- Static Bindings(Paths): スイッチ、インターフェース、VLAN ID で指定
- Static Bindings(Leaves):インターフェース指定はなく、スイッチと VLAN ID で指定
Leaves は、特定のスイッチで、この VLAN ID は全てこの EPG、という条件にしたい場合が使用用途として考えられます。
Paths は、同じ VLAN ID でも、特定のインターフェースから入ってきたものだけこのEPG、という条件にしたい場合が使用用途として考えられます。
Static Binding (Paths) の設定
(1) TENANTS > テナントを選択 > Application Profiles > アプリケーションプロファイルを選択 > Application EPGs > EPG を選択
>Static Ports を右クリックし Deploy Static EPG on PC, VPC or Interface を選択

(2) 設定画面において、以下の値を入力します
・Path Type を選択(必須)
- 単一のインターフェースの場合は Port
- 通常の Port-Channel の場合は Direct Port Channel
- vPC の場合は Virtual Port Channel
・Path を選択(必須)
Path Type の選択によって、該当するものがプルダウンで表示されますので、スイッチ、インターフェースを指定します。
・Encap を入力(必須)
11 のように、VLAN ID を指定します。
・Deployment Immediacyを選択 (必須)
Leaf スイッチのハードウェアにポリシーが反映されるタイミングを意味します。
Immediate の場合は、設定後に反映されます。On Demand の場合、最初のパケットを受信した際に反映されます。
デフォルトはOn Demand
・Mode を選択
EPG に追加したいホストから Leaf に来るトラフィックのVLAN Taggingモードの種類を指定します。
この例では、Trunk を選択します。
Next をクリックします。
(3) PTP設定画面においてPTP Stateを選択して、Finishをクリックします。

以上で、Static Binding(Ports)設定が行えました。
Static Binding (Leaves) の設定
(1) TENANTS > テナントを選択 > Application Profiles > アプリケーションプロファイルを選択 > Application EPGs > EPG を選択
>Static Leafs を右クリックし Statically Link With Node を選択

(2) 設定画面において、以下の値を入力します
・Node をプルダウンから選択します。
・Encap を入力します。11 のように、VLAN ID を指定します。
SUBMIT をクリックします

以上で、Static Binding(Leaves)設定が行えました。
補足: 削除方法
(1) 削除したい項目を選択し、右クリックまたは右上の ACTIONS から Delete を選択します。
