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Yutaka Takahashi
Cisco Employee
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はじめに

本ドキュメントでは、Intersight SaaS を使用した HyperFlex ノードの拡張手順について説明します。

   

要件等

クラスタ拡張必要要件 (HXDP, f/w Version) 
HXDPバージョン、UCS firmware バージョンについて、それぞれ以下の要件があります。

Minimum Required HyperFlex Data Platform Version:
  • M6 HyperFlexノードを搭載したHyperFlexクラスタのクラスタ拡張には、HyperFlex Data Platformバージョン5.0(1a)以降が必要。<--M6ノード最低必要バージョン
  • HyperFlex 2-Node Edgeクラスタの拡張には、HyperFlex Data Platformバージョン5.0(1b)以降が必要。
  • DC-No-FIクラスタ拡張の場合は、HyperFlex Data Platformバージョン4.5(2a)以降が必要。
  • 10G+ NICベースのクラスタ拡張は、HX EdgeおよびDC-No-FIクラスタでは、HXDPバージョン5.0(2a)以降でサポートされる。
  • NICベースのクラスタの拡張は、VMware ESXiバージョン7.0 U3以降でサポートされている。
  • NICベースのクラスタは、HX EdgeおよびDC-No-FIクラスタのみM6ノードを使って拡張できる。
  • その他のHyperFlexクラスタの拡張には、HyperFlex Data Platform Release 4.0(2e)またはそれ以上が必要。
Server Firmware Version Requirement:
・M6クラスタ拡張には、UCS f/w 4.2(1i)以上が必要。
 
 
必要ライセンス
[Intersightのライセンス]
Intersight Essentials もしくは Advantage が必要となります。
Licensing Requirements
https://intersight.com/help/saas/getting_started/licensing_requirements/lic_infra#licensing_requirements
[HyperFlexのライセンス]
HyperFlex Data Platform Edge Advantage もしくは HyperFlex Data Platform Datacenter Advantage
(参考)
 
[必要なRBAC]
クラスタ拡張には、HyperFlex Cluster Administrator もしくは Account Administrator での操作が必要
image.png

  

拡張手順

3ノードスタンダードHyperFlexを4ノードに拡張する際の操作について以下に示します。
image.png
拡張前の3ノードクラスタの Overview は以下のとおりです。
image.png
  1. Intersight Admin アカウントでログインし、OPERATE > HyperFlex クラスタをクリック。
  2. HyperFlex クラスターでクラスター拡張を開始するには、次のいずれかを実行する。
    • HyperFlex Clusters テーブルビューで (...) アイコンをクリックし、Expand Cluster を選択する。
    • クラスタをクリックし、[Actions]ドロップダウン・リストから[Expand Cluster]を選択する。
      image.png
      YutakaTakahashi_5-1702387439262.png
  3.  ②Cluster Configuration ページで、以下のフィールドをチェック、入力する。

    デフォルトで全てのポリシーは既存クラスタの初期デプロイメント時の設定から引き継ぐ形となっている。
    もしポリシーの変更が必要であれば、[+]で展開して変更する。
    image.png

    拡張時に認証情報を変更したい場合は入力
    image.png

    追加するノード上で必要な各IPを[+]をクリックして入力していくimage.png
    image.png
    image.png

  4. ③Nodes Configuration page にて、IP アドレスの割当等を確認。追加したノードに対して、手順3で追加したIPから自動で払い出される。もし、手動でIPを入れたい場合は、IP Range の中から選んで手動入力する。
    image.png

  5. ④Summary page にて、StatusがOK、Errors/Warningsタブで問題が確認できなければ(空欄)、Validate & Deploy をクリックしてデプロイを実行。
    image.png

  6. ⑤Result page にて、拡張の進捗状況を確認し、Progress が100%になるまで待つ。
    image.png

  

拡張後のクラスタステータス正常性確認

  1. 拡張の実行フローを振り返りたい場合は、上部メニューの Requests をクリックして確認します。image.png
  2. vCenter にて、拡張したノードが追加されていることを確認します。
    image.png

  3. HX connect の Dashboard 等で、拡張後のステータスの正常性を確認します。
    image.png

  4. SCVM (Controller VM) のVIPにSSHでアクセスし、正常性を確認します。
    image.png
  5. 追加したクラスタをHAに追加するため、vSphere HA の再設定を行います(「Cisco HyperFlex システム スタートアップ ガイド」より引用)
    https://www.cisco.com/c/ja_jp/td/docs/hyperconverged_systems/HyperFlex_HX_DataPlatformSoftware/GettingStartedGuide/b_HyperFlexSystems_GettingStartedGuide/b_HyperFlexSystems_GettingStartedGuide_chapter_00.html#id_13629image.pngvCenter 上での設定例
    image.png
  6. hx_post_install スクリプトを起動させ、vMotion 用ネットワークの設定追加したノードに対して実施します。
    image.png
  

参考情報

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