事象の概要
SaaSやOn-premisesの Intersight にて、製品インスタンス登録のためのトークンを入力後に、「http timeout was reached」というエラーが返り、ライセンス登録に失敗することが稀に発生します。
(注) SACL = System ACL
SaaS/On-Premissの例
SaaSの例:
歯車マーク->ライセンシングのページから、Actions -> 登録を選んでライセンストークンを入力したが、Last updated の右側にFAILED(SACL http timeout was reached)が表示される
On-Premises(CVA)の例:
デプロイ後に、ブラウザで
<<http://your fqdn.com>> へアクセスし、初期セットアップウィザードにアクセスすると、"ライセンスの登録(Register License)" のステップで製品インスタンス登録トークンを承認コードとして入力し、ライセンスの登録ボタンを押したが、
ライセンスの登録に失敗しました。
SACL http timeout was reached
と表示されライセンス登録に失敗する。
原因
当該エラーは、IntersightからSmart License の CSSM(Cisco Smart Software Manager)にアクセスし、トークン認証しようとしたが、CSSM側からの応答が60秒以上出来ずにエラーが返されたことを意味しております。
対策
本エラーの発生原因として最も多く報告されているものとして、CSSM側で一時的な問題によりトークン認証が出来なかったことが挙げられます。
この場合、時間を置いて再トライすると成功するケースが多いため、例えば30分ごとになど、定期的に何度かリトライを繰り返してみてください。
また、並行して、Intersight (SaaS)にターゲットとして確かに登録されているかの確認と、ネットワーク設定に問題がないか、Intersight Appliance Maintenance Shell へSSHでアクセスし、
Diagnostics menu の "[3] Run connectivity test" を実施して、問題が無いことをご確認ください。
時間を置いて再登録しても問題が解消せず、Connectivity test も問題がない場合は、Configuration -> [f] Generate and Upload Tech Support からTech Support を取得し、TACへお問い合わせください。
参考情報
Intersightのライセンス
id トークンを使用したデバイスの登録