[交換時の注意点]
- UCS-RAID-92XXCV の場合は、SuperCap (UCS-RAID-CV-SC=) をオーダーします。
- UCS-RAID-92XX の場合は、BBU (PID:UCS-RAID-BBU=) をオーダーします。
[作業前確認]
- FE 作業
1. CIMC の [Server] タブで [Faults and Logs] メニューを選択し、右画面の [Fault Summary] を確認して、Fault の有無を確認します。
2. CIMC の [Storage] タブで RAID Controller を選択し、右画面の [Battery Backup Unit] で Health と Status の現状を確認しておきます。
[作業手順 - 取り外し]
- お客様作業 (FE 作業前)
1. OS をシャットダウンしてください。
2. 作業対象特定のために、CIMC の以下のメニューでLocator LEDを点灯してください。
- FE 作業
1. 作業対象サーバに接続されている電源ケーブルにラベリングを行い、元に戻せる状態にしてから電源ケーブルを抜きます。
2. サーバをラックから引き出してください。
ネットワークケーブルなども抜かなければ、サーバをラックから引き出せない場合は、その他ケーブル類にもラベリングを行ってから抜いてください。
3. シャーシの天板を外します。
以下の図を参考に背面の Captive thumbscrew を緩めた後、Release button を押しながらサーバーの背面に向かって Server Top Cover を1,2センチほどずらし、その後カバーを上に引き上げて外します。


4. 交換対象の SuperCap/BBU を確認します。
BBU の場合は、RAID Controller に直接取り付けられていることもあります。

C240M3 では、下の写真のどちらかに取り付けられています。

5. コネクタを切り離します。
C220M3 は、SuperCap ごとエアバッフルを外して裏返すと、コネクタが確認できます。
C240M3 は、コネクタを表に引き出せば、エアバッフルを外さなくても、コネクタを切り離すことができます。
BBU がRAID Controller に直接取り付けられている場合は、RAID Controller を一度 PCIe スロットから取り外してから、BBU を取り外します。
RAID Controller の取り外し方は、以下の通りです。
- RAID Controller が搭載された PCIe riser 特定します。
- RAID Controller に接続されているケーブルを、元に戻せるようにラベリングしてからケーブルを抜きます。スペースの問題でラベリングが難しい場合は、PCIe riser を取り外してからラベリングしてください。
- PCIe riser を取り外し、RAID Controller を取り外します。

6. SuperCap/BBU を交換します。その後、ケーブルを元通りに接続します。
7. 天板を元に戻し、サーバをラックに戻します。
8. 電源ケーブル、ネットワークケーブルを元通りに接続します。
[作業後確認]
- お客様作業
システムが正常に起動することを確認します。
- FE 作業
1. CIMC の [Server] タブで [Faults and Logs] メニューを選択し、右画面の [Fault Summary] を確認して、交換作業前と比べて、新しく Fault が発生していないことを確認します。
SuperCap/BBU 交換直後は、充電が完了するまで以下の Fault が発生することがあります。
[F0997][minor][equipment-degraded][sys/rack-unit-1/board/storage-SAS-SLOT-x/raid-battery] Storage Raid Battery SLOT-x Degraded: please check the battery or the storage controller
2. CIMC の [Storage] タブで RAID Controller を選択し、右画面の [Battery Backup Unit] で Health は Good、Status は Optimal になっていることを確認します。