CPU サーマルグリースの除去と塗布について、紹介させていただきます。
【事前準備】
- 静電気対策ツール(静電気防止リストバンド、制電マット等)
- サーマルグリース、グリースリムーバー
- エアダスター
- 糸くずが出ない布(Lint-Free)
グリースの拭き取りには、ティッシュペーパーなどを使用しないでください。ゴミの付着を避けるためです。

【グリース除去】
- CPUソケットに搭載した状態のまま、グリースを除去するのは避けてください。端子部分がダメージを受ける可能性があります。

- M3 サーバの場合には、CPU載せ換えのためのツールがありますので、その台座に乗せた状態でグリースを除去してください。

- M1/M2サーバの場合には、端子面に触れないように注意しながら、グリースを拭き取ってください。たとえ制電マット上でも、CPUを直接置いてグリースを拭き取らないでください。


- グリースの拭き取りが完了したら、CPUの両面、マザーボードのCPUソケットに異物がないことを目視確認した後、CPUをソケットに装着します。
CPUの端子面やCPUソケットに異物が確認できた場合は、エアダスターで除去します。

【グリース塗布】
- CPUをソケットに装着して固定したあと、以下のように適量を塗布します。
多く塗布すると、ヒートシンクを接着時に外部に漏れ出てしまうので、注意してください。

以上