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khada
Cisco Employee
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Webexミーティングの情報を取得したり、メッセージを送信したり、MerakiAPIを取得したりと、これまでPostmanを使用して様々なAPIを試行してきました。
その際、環境変数を用いてAPIキーやアクセスキーなどを保持してきましたが、セキュリティの面で不完全な面もありました。
今回はより安全に各種キーを保持できる機能「Vault」を、Webex botからメッセージを送信するAPIを試行しながら、ご紹介します。

必要なもの
・Postmanアカウント
・Webexアカウント
・インターネット接続可能なパソコン

 

Postman Vaultの基本

Vaultはアクセストークンやパスワード等を安全に運用するための機能です。
各種機密データをPostmanのローカルインスタンスに保存し、再利用することができます。


手順

1. Postman Vaultのセットアップ

スクリーンショット 2025-02-18 133804.png

 

 

 

 

Postmanを開く: 新規で開く
Vault画面の表示: PostmanのVault機能を使用して、APIキーやトークンなどの機密情報を安全に保存します。
VaultはPostmanの画面下部にあるので、それをクリックすると専用の画面が開きます。
Vaultに新しいエントリを作成し、必要な情報(例:WebexのAPIトークン)を保存していきます。
ここに保存するAPIは次のwebex botの登録で取得します。

ここで注意しなければならないことがあります。
Vault登録時に「許可されたドメイン」を設定することです。
これは、想定されているドメイン先以外にアクセストークンを送信してしまう、といった挙動を防ぐ目的もあります。
必ず設定してください。

今回の場合
キー:BOT_TOKEN(任意の名称を入れてください)
値:取得したアクセストークン
許可されたドメイン:https://webexapis.com


2. Webex botの登録

Cisco Webex Developer(https://developer.webex.com/)にアクセスし、アカウントにログインします。

新しいボットの作成:

スクリーンショット 2025-02-18 134649.png

 

 

 

「My Apps」セクションで「Create a New App」を選択します。

 

スクリーンショット 2025-02-18 134718.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ボットの名前、ユーザー名、アイコン、説明を入力します。
ボットの「Access Token」を生成し、Postman Vaultに保存します。

詳細な手順はこちら(過去記事)を参照してください。

3. ボットの実装

※Postmanに手順が戻ります

APIリクエストの準備:

Postmanを使用して、WebexのAPIエンドポイントにリクエストを送信するための設定を行います。
保存したトークンを使用して認証を行います。

スクリーンショット 2025-02-18 134837.png

 

 

 

 

 

 

 

今回行うこと:
作成したBotから指定した宛先にメッセージを送信する

※ここではメールアドレスを直打ちしていますが、環境変数として設定するのが好ましいです。

例としてメッセージは「こんにちは」として送信ボタンを押します。

結果
スクリーンショット 2025-02-18 135148.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

botでの試行は以上です。

 

メッセージ送信BOTの詳細については、以前にも紹介記事を公開していますので、そちらも併せてご参照ください。

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