こんにちは。恐れ入りますが設定とデザインによるというのが正しい回答になります。
弊社製の CP8821 を使う場合に限っては、cos/802.1p を trust するのが推奨構成です。
Catalyst switch の場合、mls qos により、mls qos trust cos または mls qos trust dscp という設定をすることになります。
ポートが Trunk でかつトラフィックが VLAN タグを有していない限り、msl qos trust cos は意味を成しません。
mls qos trust dscp の場合は DSCP に依存する構成になりますが、DSCP をどの機材がどのように決定するかをよく考えた上で実施する必要があります。WLC での QoS Profile の使用、QoS Mapping の使用、Wi-Fi クライアントが WMM をサポートしているかどうか、Wi-Fi クライアントが Hotspot2.0(802.11u) をサポートしているかどうか、Apple iPhone かどうか、などの要素も考慮する必要があります。また、trust cos したとしても、別の L3 ネットワークにルーティングされる場合などは 802.1p タグではなく L3 の DSCP/IP Precedence 値が意味を持ちますので、cos/.1p だけを見ていれば良いというものでもありません。
WLC をローカルモードで、とのことですが、これは AP をローカルモードでという意味なのか、Flexconnect Local Switching で、という意味なのかでだいぶ変わってきます。Flexconnect の場合、そもそも WAN が存在するため、WAN での QoS をどのようにするか（一般的には DSCP かと思います）、AP のポートは Access でいくのか Trunk でいくのかといったことを考慮する必要があります。AP Local mode の場合は Central Switching ということになりますが、CAPWAP の Data と Control で流れるトラフィックの性質が異なりますので、ポート番号単位で階層型 QoS を制御する必要がある場合があります。
