2025 年 4 月 21 日 (初版)
TAC SR Collection |
主な問題 |
ハント グループの設定 「設定された回数の呼び出しの後に進む」にて、エージェントの呼び出し回数を設定しているが、呼び出し回数が設定値に達する前に、留守番電話のアナウンスが再生される、またはビジー トーンが流れるという事例が報告されています。
(Calling > 機能 > ハント グループ > コール ルーティング オプション > 「設定された回数の呼び出しの後に進む」)
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原因 |
ハント グループのエージェントでシングル ナンバー リーチが設定されていることに起因して事象が発生しています。 ハント グループのエージェントに、シングル ナンバー リーチを設定しているユーザを含んでいる場合、対象ユーザを呼び出す際に、設定されている電話番号に転送されます。 転送後は、Webex Callingの設定ではなく転送先の携帯電話等の設定に従って動作するため、呼び出し回数がハント グループの設定値に達する前に、留守番電話のアナウンスが再生される、ビジー トーンが流れるなどの事象が発生することがあります。
呼び出し回数のほか、ユーザ設定されている転送設定なども参照されなくなるため、転送設定が機能しないなどの事象が発生する場合もあります。
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解決策 |
本動作は期待動作です。 必要に応じて、エージェントのユーザ設定にて、シングル ナンバー リーチの設定を無効化してください。
コントロール ハブにおいて、Calling > クライアントの設定 > 通話設定を非表示 でシングル ナンバー リーチを無効にすることで、組織単位でUser HubやWebex アプリからシングル ナンバー リーチの設定を非表示とすることも可能です。 ユーザからの設定を制御する必要がある場合などにご検討ください。 (参考資料) ・参考和訳 ユーザの Webex Calling 機能を表示または非表示 https://help.webex.com/ja-jp/article/cx0cjc ・原文 https://help.webex.com/en-us/article/cx0cjc
そのほか、シングル ナンバー リーチの設定以外が原因でハント グループへの着信時の挙動について、設定通りに機能しないなどの事象が発生する場合もあります。事象発生時には、以下の記事の「切り分け方法」もご参照ください。 (参考資料) Webex Calling - ハントグループ着信時のユーザ機能の挙動について https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/4819166
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備考
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。