2023-07-19
09:55 AM
- 最終編集日:
2024-03-29
10:28 AM
、編集者:
Hideyuki Osaki
本ドキュメントでは、 Cisco の無線LAN コントローラ (WLC) のアップグレードに際して、事前に検討する必要があるポイントとアップグレード(バージョンアップ)の手順をまとめています。バージョンアップを行う際の参考としてご活用ください。
また、2023年7月25日付で発行した Field Notice にて、DFS の動作モードに関する事象を通知しております。こちらにつきましては、"Field Notice FN74035 について" の欄をご確認下さい。
こちらの FN 記載の解決策として WLC ソフトウェアのアップグレードをご案内しておりますが、本記事の内容も参考にしていただくことで、より安全で確実なアップグレード作業が行えるようになることを期待しております。
また、暫定回避策として DFS チャネルを利用しない設定に変更することも同FN内で触れておりますが、下記のサポートコミュニティ記事も合わせてご参照いただければ、より理解が深まると考えております。
AireOS WLC : 利用するチャネルを W52 帯のみに設定する手順
Cisco Mobility Express : 利用するチャネルを W52 帯のみに設定する手順
C9800 : 利用するチャネルを W52 帯のみに設定する手順
また、このたび本 FN74035 対応のためにアップグレードを実施するお客様の検証を支援する目的で、下記の通り弊社でソリューションレベルの追加検証を実施し、その結果を公開いたしましたので併せてご参考、ご利用ください。
該当する無線アクセスポイントで、この事象を解決するソフトウェアへ更新が完了しましたら、以下のフォームから更新台数をご連絡くださいますようお願い申し上げます。お客様のご協力に感謝いたします。
すでに何らかの方法で更新台数のご連絡をいただいている場合(例えば、シスコ販売パートナー様を通じてご連絡いただいている、シスコシステムズ TAC へご連絡いただいた場合など)こちらのフォームからのご連絡は不要です。
https://ciscocx.qualtrics.com/jfe/form/SV_8tYTBzWJbBoFhps
※ 添付の "FN74035 補足資料" も合わせてご参照下さい。
Cisco Wireless 無線 LAN コントローラをご利用の場合、主に以下の 4 つの構成が考えられます。
C9800/EWC をご利用の場合(この例では IOS-XE Version 17.6.5 ということになります)
k9800L#show version Cisco IOS XE Software, Version 17.06.05 Cisco IOS Software [Bengaluru], C9800 Software (C9800_IOSXE-K9), Version 17.6.5, RELEASE SOFTWARE (fc2) |
AireOS WLC/ME をご利用の場合(この例では AireOS 8.3.135.0 ということになります。RTOS, Bootloader, Emergency Image は AireOS 本体のバージョンと直接は関係ありません。)
(k5520a) >show sysinfo Manufacturer's Name.............................. Cisco Systems Inc. |
APSP (Access Point Service Pack) とは AP側の不具合を修正するためのパッチです。C9800 シリーズWLC/EWC に適用してご利用頂けます。
[*] Cisco DNA Software Wireless Feature Matrix
9800 のソフトウェアには ED (Early Deployment)と MD (Maintenance Deployment)の 2 種類がリリースされています。[*]
MD は不具合の修正を加えたソフトウェアを提供するためのリリースとなります。ED と比べると、メンテナンスが行われる (不具合の修正を含むメンテナンスリリース(MR) が発行される)期間が長い傾向にあります。Long lived release とも呼ばれます。
ED は不具合の修正に加えて、新しい機能や新しいプラットフォームのサポートをいち早く提供するためのリリースとなります。MD と比べると、メンテナンスの頻度は極端に低く、一度も MR が出ないままサポートが終了となる場合もあります。Short lived release とも呼ばれます。
ROMMON (ROM Monitor) とは、ハードウェアを初期化してCisco IOS-XE ソフトウェアを起動するブートストラッププログラムです。
C9800 シリーズの物理アプライアンスをご利用の場合は ROMMON のバージョンを最新バージョンにすることが推奨されています。IOS-XE ソフトウェアのアップグレードの前に、ROMMON のアップグレードの実施をお願いします。[*] C9800-L-F/C モデルの場合はPHY イメージを最初にアップデートし、その後に ROMMON をアップデートするようにお願いします。
[*] Recommended Cisco IOS XE Releases for Catalyst 9800 Wireless LAN Controllers
17.11.1 の PHY バージョンをご利用の際は、以下のような出力結果となります。
Device# show platform hardware chassis active qfp datapath pmd ifdev | include FW |
アップグレードを実施する場合、特定のリリース(バージョン)を経由しなければ最終的な目的地となるリリースへアップグレードできない、あるいは深刻な問題が発生して最悪の場合はハードウェアの交換が必要になる場合もあります。そのような問題を避けるため、出発地点となるリリースから、最終目的地であるリリースまでに経由するリリースを記載した内容をアップグレードパス (Upgrade path) と呼んでいます。アップグレードパスは各バージョンのリリースノートに記載がされておりますので、最終目的地となるリリース、および経由が必須とされているリリースにおいて、それぞれご確認ください。
また、アップグレード元、あるいはアップグレード先が通常の CCO リリースではなく、TAC や Special File Access、EFT (Early Field Trial) などを経由して入手できるスペシャルイメージになるケースも想定されます。その場合、それらスペシャルイメージに添付されているリリースノートの記載に従ってアップグレードを実施する必要があります。リリースノートにアップグレードパスが明示的に記載されていない場合は、それらスペシャルイメージの元となっている通常の CCO リリース(Base Code と呼びます) に準じたアップグレードパスをご採用ください。例えば、AireOS 8.10.185.3 というスペシャルイメージは AireOS 8.10.185.0 が Base Code であり、同じく AireOS 8.5.182.7 や 8.5.182.11 というスペシャルイメージは AireOS 8.5.182.0 が Base Code ですので、それぞれ 8.10.185.0 および 8.5.182.0 への(からの)アップグレードパスを考える必要があります。
configure terminal
crypto pki certificate map map1 1
issuer-name co cisco manufacturing ca
crypto pki certificate map map1 2
issuer-name co act2 sudi ca
crypto pki trustpool policy
match certificate map1 allow expired-certificate
exit
configure terminal
crypto pki certificate map map1 1
issuer-name co cisco manufacturing ca
crypto pki certificate map map1 2
issuer-name co act2 sudi ca
crypto pki trustpool policy
match certificate map1 allow expired-certificate
exit
# Master AP 向けの CAPWAP イメージから CME イメージへ変換するためのソフトウェア(ファイルは .tar 形式) AP1852用: AP1815用: AP2800/3800/4800/1560/6300用:
|
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