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2019-01-15 12:07 PM 2019-03-01 06:57 PM 更新
はじめに
予期せぬトラブルによりルータが起動しなくなった場合やログインパスワードを忘れた場合には、
下記どれかの方法により Disaster Recovery を行う必要があります。
- USB ブート
- iPXE ブート
本ドキュメントでは上記のうち USB ブートによる Disaster Recovery 方法について紹介します。
なお、本ドキュメントの Disaster Recovery 方法は NCS-5000 及び NCS-540 シリーズルータでも共通の方法となっています。
ブート USB の作成方法
事前準備
ブート USB を作成する際には事前に以下のものが必要となります。
- USB デバイス (USB 2.0 もしくは USB 3.0)
- USB ブート用のイメージ (ncs5500-usb-boot-<release>.zip)
- ローカル PC (Windows/MacOS など)
USB ブート用のイメージは Cisco Downloads からダウンロード可能となっております。
参考までに以下が Cisco Downloads における NCS-5500 6.3.3 の USB ブートイメージとなります。
ブート USB 作成手順
- USB デバイスをローカル PC に挿入する
- USB デバイスをフォーマットする (FAT32)
- USB デバイスに USB ブートイメージ (zip ファイル) をコピーする
- USB ブートイメージを unzip する
- USB デバイスをローカル PC から抜去する
上記 USB ブートイメージの unzip する際は、必ず boot ディレクトリと EFI ディレクトリが Top ディレクトリ配下に展開されていることを確認して下さい。
TAISASAK-M-R157:TOSHIBA taisasak$ unzip ncs5500-usb_boot-6.5.1.zip
Archive: ncs5500-usb_boot-6.5.1.zip
creating: boot/
inflating: boot/install-image.iso
creating: EFI/
creating: EFI/boot/
inflating: EFI/boot/grub.cfg
inflating: EFI/boot/bootx64.efi
USB ブートによるインストール方法
- ブート USB を NCS-5500 上の USB ポートに挿入する
- NCS-5500のコンソールに接続する
- NCS-5500 の電源をONにする
NCS-5500の電源投入後に ESC ボタンを押すことで下記 BIOS メニューが表示されます。
BIOS メニューから USB デバイスを選択します。
また、ルータが起動している場合は、USB デバイスを挿入した後に、
sysadmin VM 上で下記コマンドにより USB ブートを実施することができます。
sysadmin-vm:0_RP0# hw-module location all bootmedia usb reload